【ワインレビュー】ムーチョマスティントフェリックスソリスアヴァンティス― スペインの太陽が育んだ、親しみやすい果実味 ―

ワイン好きの皆さん、こんにちは。
今回はスペインの大手ワイナリー、フェリックス・ソリス・アヴァンティスが手がける赤ワイン、「ムーチョマスティント」をご紹介します。2020年には「旨安大賞」を獲得し、そのコストパフォーマンスの高さで多くのファンを獲得した実力派の1本です。

■ スペインのテンプラニーリョとは？

テンプラニーリョはスペインを代表する赤ワイン用ブドウ品種で、熟した果実味とバランスの良い味わいが特徴です。この「ムーチョマスティント」は、ブラックチェリーやプラムの芳醇な香りを前面に出しつつ、まろやかなタンニンと控えめな酸味で非常に飲みやすいスタイルに仕上がっています。

深みのあるルビー色を持ち、グラスからは熟したブラックベリーやチェリー、バニラやカカオのほのかな甘いニュアンスが感じられます。さらに、わずかにタバコやリコリスのスモーキーでスパイシーな香りもアクセントとなり、複雑さを添えています。

味わいはジューシーな果実味が豊かで、酸味は穏やか、タンニンは柔らかく飲みやすいミディアムボディ。コストパフォーマンスに優れ、日常の食卓に気軽に取り入れやすい1本です。

ローストポークやハーブチキン

トマトソースのパスタやピザ

セミハードタイプのチーズ

加えて、意外かもしれませんが、マロングラッセやバニラアイスなどの甘いデザートともよく合います。ワインのバニラ香とスモーキーな風味が栗やアイスの甘みと見事に調和します。

このワインの面白い点は、開栓してから2〜3日目にかけて、香りと味わいがさらに整ってくること。
初日は元気な果実味が主役ですが、時間が経つとタンニンがこなれ、バニラやスモーキーなニュアンスがより感じられます。
「安うまワイン」と侮れない、じわじわと愛着のわく1本です。

飲みやすくコスパの良いスペイン赤ワインを探している方

フルーティーで親しみやすい味わいが好きな方

料理と合わせて気軽に楽しみたい方

「ムーチョマスティントフェリックスソリスアヴァンティス」は、スペインの陽光と土壌の恵みを感じられる、毎日の食卓にぴったりのワインです。旨安大賞2020の実績も安心の証。ぜひお試しください。

それでは次回のワインレビューもお楽しみに！乾杯！